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2015年09月04日

絞り相良刺繍 大島紬

大島紬(絞りと相良刺繍) なかなか出逢う事のない大島紬の白生地との出逢いから、このお着物制作は始まりました。せっかくの大島紬の白生地なので、他で見にすることのない物を作りたいという事で、絞り屋さんに持ち込む事となりました。
『大島紬は絞れるのか?』『大島の白生地は染ムラが出やすいと言うが、どんな方法で染めれば問題ないか?』『色がないてしまう事はないのか?』『絞った柄の輪郭をはっきりくっきりとだせるのか?』など、細かな疑問点、問題点を話し合いを重ねる事で解決していきました。

大島紬(絞りと相良刺繍) そして、最終的に京都らしい雰囲気のある赤で菊楓柄を絞る事となりました。より柄を際立たせるために、一つ一つの模様には相良刺繍で輪郭を取ることも決定しました。
あとは、素晴らしい職人さん達の技にの結集でこのような大島紬が誕生しました。
大島紬(絞りと相良刺繍) お召し頂く際は、あえて秋限定の名古屋帯、八寸帯を合わせ、小物にも秋の匂いを感じられるコーディネートで季節の演出をしてお出掛け頂きたいお召し物です。

又、長着としてお召し頂くのはもちろん、コートとしてお仕立ていただいてもとても素敵です。対丈でお仕立てする事で、お洒落な塵除けコート、雨コートしてもお使いいただけます。大島紬を最初からコートにお仕立てされる方は少ないですが、実は、とても軽く、ただんでもかさばらない大島紬は、脱いだ後にバッグの中などにしまう事のあるコートには向いている素材なのです。

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