2015年01月13日
重くなりすぎず気軽にお召いただける要素を持ちつつもフォーマル感を失わず“きもの白”らしさのある付下げを制作したいとの思いから生まれた一枚です。
生地には、青海波の地模様が入ったハリと光沢のある緞子生地を使用し、柄付は友禅ではなく、絞りと刺繍のみで仕上げました。
波しぶきの部分を相良刺繍で埋める事によって、お洒落フォーマルさを演出しています。
波うさぎ柄は古来より縁起物の柄として好まれています。
それは、うさぎは月の精とされ、不老不死や豊穣など慶事の瑞兆とされてきたこと。又、うさぎは多産であることから繁栄の象徴、その威勢よく波を飛び回る姿から飛躍の象徴とも言われていることからです。
名古屋帯から袋帯まで、帯の合わせ方次第で色々なシーンで活躍する付下げとなっています。生地厚なので、袷仕立てだけでなく、お単衣仕立てにお仕立てしてお召いただくことも出来ます。
生地の風合いで、太陽の下と室内では表情が変わって楽しんで頂けます。